「Webサイトを作りたい。」
「自分でサーバーを運用してみたい。」
このように考える人はVPSやレンタルサーバーなどの利用を検討しているのではないでしょうか?
しかし、VPSやレンタルサーバーの違いがわからない人、VPSは種類がありすぎて何を選んでいいのかわからない人も多いでしょう。
そこで本記事では、VPSについて詳しく解説します。
- VPSとは何か、AWSやレンタルサーバーとの違い
- おすすめVPS11社
- おすすめVPSの最安料金プラン、2GBプランの料金
- VPSの選び方
- Windowsを利用できるVPS
- VPSのメリット、デメリット
- VPSがおすすめの人
おすすめVPSを比較したランキングや、Windowsを利用できるVPSなどVPSについて徹底的に解説するため、本記事を読めばVPSへの理解が深まるでしょう。
VPSについて悩んでいる人や、おすすめのVPSを知りたい人はぜひ参考にしてください。
VPS(仮想プライベート サーバー)とは?特徴を解説
VPSとは仮想プライベートサーバーのことで、「Virtual Private Server」の略称です。
自由度の高い仮想専用サーバー
VPSは、仮想化の技術を用いて1台の物理的なサーバーに複数台の仮想的なサーバーを構築しています。
構築した仮想サーバーを各ユーザーが専用のサーバーとしてレンタルできるサービスがVPSです。
VPSは仮想専用サーバーであり、自由度が高いのが特徴でしょう。
1台の物理的なサーバーを複数人で借りる共用サーバーと1台の物理的なサーバーを丸ごと借りるサービスの中間的なサービスです。
VPSとAWS(クラウドサービス)の違いを比較
AWSはクラウドサービスの一つで、Amazonが提供しています。
VPSとAWSの特徴を次の表にまとめました。
VPS | AWS | |
リソース | 仮想化技術を用いての仮想サーバーの提供 | 仮想化技術を用いての仮想サーバーの提供 |
契約方法 | 仮想サーバー1台単位での契約 | 1契約で自由にサーバーを構築可能 |
リソースの拡張 | ホスティング事業者へ依頼 | 自分で拡張可能 |
カスタマイズ性 | 比較的高い | 高い |
オプション | 少ない | 多い |
料金 | 安い | やや安い(VPSよりは高い) |
支払い | 月額制 | ・月額制 ・従量課金 |
リソースについてはVPSもAWSも違いはありませんが、リソースの拡張やカスタマイズ性、オプションなどについて両者は異なります。
いずれの項目もAWSの方が自由度が高い印象を受けますが、料金についてはVPSの方が優れています。
ある程度自由度の高いサーバーを求めているけど価格は抑えたい場合は、VPSがおすすめです。
VPSとレンタルサーバーの違いを比較
レンタルサーバーは、複数のユーザーが1つの物理的なサーバーを共有してWebサイトやアプリケーションを公開できるサービスです。
VPSとレンタルサーバーの特徴を次の表にまとめました。
VPS | レンタルサーバー | |
リソース | 仮想化技術を用いての仮想サーバーの提供 | 物理的なサーバーの提供 |
カスタマイズ性 | 柔軟なカスタマイズが可能 | 柔軟なカスタマイズは難しい |
セキュリティ | 独立しているためセキュリティリスクが低い | 共有環境であるためほかのユーザーのセキュリティに影響を受ける可能性がある |
料金 | やや安い(レンタルサーバーよりは高い) | 安い |
VPSとレンタルサーバーは、いずれの項目も特徴が異なります。
カスタマイズを柔軟におこないたい場合やセキュリティリスクを抑えたい場合は、レンタルサーバーよりもVPSの方がよいでしょう。
一方で料金はレンタルサーバーの方が低く抑えられる傾向にあるため、料金のみに注目するのであればレンタルサーバーも検討するとよいでしょう。
VPSのおすすめ!11社を徹底比較【2024年最新ランキング】
おすすめのVPSを11社紹介します。
- 1位:Xserver VPS
- 2位:ConoHa VPS
- 3位:ミライサーバー
- 4位:さくらのVPS
- 5位:KAGOYA CLOUD VPS
- 6位:Winserver
- 7位:クラウドVPS by GMO
- 8位:ABLENET VPS
- 9位:WebARENA Indigo
- 10位:お名前.com VPS
- 11位:ServersMan@VPS
1位:Xserver VPS
Xserver VPSは、国内シェアNo.1※のレンタルサーバーであるエックスサーバーが提供しています。
運用歴20年以上の実績と安定したサーバー環境を提供しているのが特徴で、初心者でも安心して利用可能です。
また、電話、メール、チャットでの問い合わせに対応しており、サポート体制も充実しています。
事業者への安心感や充実したサポート体制を求める人は、Xserver VPSがおすすめです!
2位:ConoHa VPS
ConoHa VPSは、VPSの初心者から上級者まで幅広い層が使いやすいのが特徴です。
管理画面は直感的に操作できるように設計されており、初心者でも問題なく利用できます。
また、KUSANAGIの初期設定やWordPressのインストールをする際に難しい操作が必要ありません。
KUSANAGIを搭載したWordPressの利用を考えている場合は、ConoHa VPSが向いています。
3位:ミライサーバー
ミライサーバーは、全プランSSD搭載で月額605円から利用できるコストパフォーマンスのよいVPSです。
ミライサーバーは、利用目的に合わせてさまざまなOSが選べるのが特徴です。
- CentOS
- Debian
- Ubuntu
- AlmaLinux
- Rocky Linux
- FreeBSD
- Fedora
- KUSANAGI など
また、営業時間内は電話での問い合わせを受け付けているほか、メールでの問い合わせは24時間可能です。
さまざまなOSから選びたい場合やメールでの回答が迅速なサービスがよい場合は、ミライサーバーを検討しましょう。
4位:さくらのVPS
さくらのVPSは、専用サーバーの自由度とクラウドの拡張性を合わせ持った仮想専用サーバーです。
- 操作性の高いコントロールパネル
- スケールアウトできるローカルネットワーク
- インストールや各種設定作業の自動化
- 豊富なSSDプラン
- セキュリティの高さ
- ハイブリッド接続可能 など
さまざまな魅力のあるさくらVPSですが、サーバーはすべて国内のデーターセンターに収容されており、24時間365日専門の技術者が監視しているため安心して利用できます。
また、ハイブリット接続ができるため、VPSのよさとクラウドのよさどちらも享受できます。
自由度やクラウドのよさも活かしたい場合は、さくらVPSがおすすめです!
5位:KAGOYA CLOUD VPS
KAGOYA CLOUD VPSは、国内データセンターにおける高い稼働率と環境構築の手軽さが特徴です。
運用に10年以上の実績があり、サポート体制も充実しているため初心者や開発環境として利用したい人におすすめのVPSです。
サイトの成長に合わせてスペックを変更できるため、長期間での運用を考えている人に向いています。
6位:Winserver
WinserverはWindowsのVPSでサーバーを自由に設定でき、ハイパーバイザーにはMicrosoft社のHyper-Vを使っているのが特徴です。
一番人気は月額3,850円の「VPS23-4G」プランですが、そのほかにもさまざまなプランが用意されています。
最初は軽めのプランであとから容量を追加したいといったケースも問題なく対応できるため安心です。
Windowsを利用しているのであれば、Winserverを検討してみてください。
7位:クラウドVPS by GMO
クラウドVPS by GMOは、サーバー稼働率99.99%保証や24時間365日有人でのサポートが特徴のサービスです。
また、クラウドVPS by GMOには14日間のお試し期間があります。
有料プランを契約前にVPSパネルの操作やサーバーのパフォーマンスを確認でき、問題なければそのまま本契約に移行可能です。
お試し期間を利用してから選びたい人は選択肢の候補の一つにしてみてください。
8位:ABLENET VPS
ABLENET VPSは、レンタルサーバーおよびホスティングサービスを提供しはじめてから25年以上の歴史を誇る老舗レンタルサーバーが提供しています。
月額料金そのままでメモリを増量するなどのキャンペーンを実施していることもあるため、お得に利用を開始できます。
実績が豊富な事業者を選びたい人は、ABLENET VPSを選択肢に入れましょう。
9位:WebARENA Indigo
WebARENA Indigoは、月額料金319円からと低価格ではじめられるのが魅力のVPSです。
OSやスペックの変更も自由にできるため、繁忙期のみ上位プランに変更したり、環境が変わっても簡単にOSが変更できたりと便利です。
使用した分だけ支払いたい、月額料金に上限があることに魅力を感じる場合は、WebARENA Indigoがおすすめです。
10位:お名前.com VPS
お名前.com VPSは、完全仮想化と準仮想化を自分の好みのタイミングで切り替えられるのが特徴です。
コントロールパネルやスナップショットなどは使い勝手が良く、エンジニア向けの機能も充実しています。
実質的なハイパフォーマンスを求める人は、お名前.com VPSの利用を検討してみてください。
11位:ServersMan@VPS
ServersMan@VPSは、Web、メール、データベースなどさまざまなサーバーとして利用できるのが特徴です。
スペックも問題なく、電話サポートをおこなっているため、初心者の人も安心して利用をスタートできるでしょう。
まずはVPSを試してみたい人は、ServersMan@VPSがおすすめです。
おすすめVPSの最安料金プランを徹底比較
おすすめした11社の最安料金プランを比較しました。
プラン名 | 料金(1ヶ月あたり) | |
Xserver VPS | 2GBプラン(36ヶ月) | 830円 |
ConoHa VPS | まとめトク512MBプラン(36ヶ月) | 296円 |
ミライサーバー | 1GBプラン(12ヶ月) | 605円 |
さくらのVPS | 512MBプラン(年額・石狩) | 590円 |
KAGOYA CLOUD VPS | 1GBプラン(1コア) | 1日20円(月額上限:550円) |
Winserver | VPS23-1G(12ヶ月) | 1,045円 |
クラウドVPS by GMO | V0プラン(12ヶ月) | 620円 |
ABLENET VPS | 0.5GBプラン | 554円〜 |
WebARENA Indigo | 1GBプラン(Linux) | 449円 |
お名前.com VPS | 1GBプラン(36ヶ月) | 873円 |
ServersMan@VPS | Petitプラン | 385円 |
最安料金プランを比較すると、ConoHa VPSが一番安いことがわかります。
そのほかにも、WebARENA IndigoやServersMan@VPSは1ヶ月あたり500円以下で利用できます。
とにかく料金を安く抑えたい人は、1ヶ月あたりの料金が500円以下のVPSの中から検討するとよいでしょう。
ただし、スペックはそれぞれ異なるため料金だけに注目しすぎるとスペック不足に陥る可能性があります。
おすすめVPSの2GBプランを徹底比較
おすすめした11社の2GBのプランを比較してみました。
プラン名 | 料金(1ヶ月あたり) | |
Xserver VPS | 2GBプラン(36ヶ月) | 830円 |
ConoHa VPS | まとめトク2GBプラン(36ヶ月) | 657円 |
ミライサーバー | 2GBプラン(12ヶ月) | 1,375円 |
さくらのVPS | 2GBプラン(年額・石狩) | 1,594円 |
KAGOYA CLOUD VPS | 2GBプラン(2コア) | 1日32円(月額上限:880円) |
Winserver | VPS23-2G(12ヶ月) | 2,090円 |
クラウドVPS by GMO | V2プラン(12ヶ月) | 2,035円 |
ABLENET VPS | 1.5GBプラン 2.5GBプラン | 1,130円〜 1,706円〜 |
WebARENA Indigo | 2GBプラン(Linux) 2GBプラン(Windows) | 814円 1,740円 |
お名前.com VPS | 2GBプラン(36ヶ月) | 1,209円 |
ServersMan@VPS | Standardプラン | 1,027円 |
2GBプランも比較してみましたが、最安料金同様ConoHa VPSが一番安いことがわかります。
Xserver VPSやWebARENA Indigo、KAGOYA CLOUD VPSも1ヶ月あたりの料金が1,000円を切っているため安い価格帯といえます。
2GBプランはスペック的にも利用しやすいプランであるため、初心者のプランやどのプランを選んでいいかわからない人は2GBプランからはじめてみましょう。
VPSの選択基準|自分にぴったりのサービスを見つけるポイント
自分にぴったりのVPSサービスを見つけるポイントを解説します。
ポイントを意識して選ぶことで、失敗のリスクが低減します。
それぞれの詳細を確認しましょう。
WindowsかLinux系かで選ぶ
サーバーOSは、Windows系とLinux系の大きく2つにわけられます。
・Windows系OS:Microsoft社が販売するサーバーOS
・Linux系OS:Unix系ともいわれるOS(オープンソース)
自分の利用状況によって、どちらにするかを選びます。
たとえば、動かしたいアプリがWindows系にしか対応していない場合、Linux系を選ぶと希望するアプリが利用できないためWindows系を選ぶ必要があります。
また、パソコン側のシステムがWindowsであればWindows系の方が適しているでしょう。
今後の利用目的や環境に合わせて選択するのが賢明です。
料金から選ぶ
料金は、VPSを選ぶ際に多くの方が注目するポイントの一つです。
とにかく費用を抑えたい場合は、一番安いVPSを選べば問題ありません。
ただし、単純に安いというだけでVPSを選ぶとサービス内容が求めているものと合わないことがあります。
そのため、料金に注目する場合はコストパフォーマンスを意識するのがおすすめです。
サービス内容と料金を比較して、安いと感じる場合は購入すれば後悔することも少ないでしょう。
サーバースペックで選ぶ
VPSを選ぶ際は、サーバーのスペックも意識する必要があります。
適当に選んでサーバーのスペックが不足している場合、望んだ用途でVPSを利用できずVPSを再契約しなければならなくなります。
また、オーバースペックのVPSを選ぶと必要のない部分に対しても料金を払うことになり損です。
VPSを選ぶときはサーバーのスペックも確認しましょう。
セキュリティで選ぶ
どこからでもアクセスできるサーバーは、セキュリティ性能が重要な役割を果たします。
セキュリティの低いサービスを選ぶと、サイバー攻撃を受けサーバーがダウンし運用に大きな影響を与えることがあります。
セキュリティが高いVPSを選べば安定してサーバーを運用可能です。
使い勝手の良さで選ぶ
使い勝手の良さもVPSを選ぶ際に重要な要素です。
VPSは管理者権限を持ちカスタマイズを柔軟におこなえるのが魅力です。
しかし、使い勝手が悪いとカスタマイズするのが億劫になり、VPS本来の良さを最大限活かせません。
また、サーバー設定に不安がある場合、使い勝手が悪いとサーバーを適切に構築できない可能性があります。
適切にサーバーを構築し、カスタマイズも柔軟におこないたい場合は使い勝手の良さを重視しましょう。
クラウド関連機能の有無で選ぶ
VPSを選ぶ際は、クラウド関連機能の有無に注目してもよいでしょう。
ハイブリッドクラウドを利用できると、VPSとクラウドの両方の強みをうまく組み合わせることができ、コスト削減やセキュリティの向上につながります。
ただし、多数の仕組みを組み合わせると管理が難しくなることもあるので、注意しましょう。
Windowsを利用できるVPSを徹底比較
Windowsを利用できるVPSを紹介します。
- ConoHa VPS for Windows Server
- KAGOYA Cloud VPS Windows Server
- WebARENA Indigo for Windows Server
- ABLENET VPS Windowsプラン
- さくらのVPS for Windows server
利用料金を確認しつつ、自分に適したVPSを見つけましょう。
ConoHa VPS for Windows Server
ConoHa VPS for Windows Serverは初期費用無料でかかる費用はサーバー費用のみです。
ConoHa VPS for Windows Serverの利用料金は次の表のとおりです。
プラン名 | 料金(1ヶ月あたり) |
WIN1GB | 1,100円 |
WIN2GB | 2,200円 |
WIN4GB | 4,290円 |
WIN8GB | 8,470円 |
WIN16GB | 15,950円 |
WIN32GB | 32,340円 |
WIN64GB | 65,780円 |
Micorosoft Officeが利用できるほか、Hyper-Vも採用しており便利です。
SSD標準、超高速VPS、最新CPUを採用している魅力的なVPSです。
KAGOYA Cloud VPS Windows Server
KAGOYA Cloud VPS Windows Serverは、リモートデスクトップが利用できるのが特徴のVPSです。
KAGOYA Cloud VPS Windows Serverの利用料金は次の表のとおりです。
プラン名 | 料金(1ヶ月あたり) |
1GB | 770円 |
2GB | 1,045円 |
3GB | 1,430円 |
4GB | 3,960円 |
6GB | 6,710円 |
8GB | 12,540円 |
16GB | 22,495円 |
KAGOYA Cloud VPS Windows Serverは、スケールアップが容易であるためスモールスタートに最適のVPSです。
サイトの成長に合わせてプランを変更したい場合に向いています。
WebARENA Indigo for Windows Server
WebARENA Indigo for Windows Serverは、いつでもWindows環境に接続できる上、利用料金も安めに設定されているのが特徴です。
WebARENA Indigo for Windows Serverの利用料金は次の表のとおりです。
プラン名 | 料金(1ヶ月あたり) |
1GB | 825円 |
2GB | 1,650円 |
4GB | 3,190円 |
8GB | 6,490円 |
16GB | 13,200円 |
32GB | 26,400円 |
※料金は税込表示です。
新規申し込みで1年間利用料金が40%オフになるキャンペーンなどを実施しているため、お得に利用をはじめられます。
ただし、キャンペーンは期間が決まっていることがあるため、利用したい場合はあらかじめ内容を確認しましょう。
ABLENET VPS Windowsプラン
ABLENET VPS Windowsプランは、MT4やMT5を利用したFXやクラウド用途に最適なVPSです。
ABLENET VPS Windowsプランの利用料金は、次の表のとおりです。
プラン名 | 料金(1ヶ月あたり) |
WIN1(1GB) | 1,265円〜 |
WIN2(2GB) | 1,650円〜 |
WIN3(3GB) | 2,783円〜 |
WIN4(4GB) | 4,246円〜 |
WIN5(5GB) | 11,550円〜 |
WindowsServerがインストールされており、VPSの環境構築、面倒な設定は必要ありません。
また、Microsoft Officeもオプションでつけられます。
さくらのVPS for Windows server
さくらのVPS for Windows serverはいつでもどこでもWindowsが使え、ビジネスユースにも最適なVPSです。
さくらのVPS for Windows serverの利用料金は次の表のとおりです。
プラン名 | 料金(1ヶ月あたり) |
W1G | 1,100円〜 |
W2G | 2,118円〜 |
W4G | 4,336円〜 |
W8G | 8,571円〜 |
W16G | 16,638円〜 |
W32G | 33,780円〜 |
複数台に対応しており、接続数にも上限はありません。
複雑な操作もクリック一つで操作できる操作性や、上位プランへの変更が容易であることも魅力です。
目的に合わせておすすめのVPSを紹介!
目的に合わせておすすめのVPSを紹介します。
どのVPSを選んでいいのかわからないと悩んでいる人は、目的に合わせてVPSを選んでみてください。
マイクラをするなら
マインクラフトをするのであれば、さくらのVPSがおすすめです。
さくらのVPSにはマインクラフトのサーバーを自動構築できる機能があるため、コマンドを使用せずに簡単にサーバーを構築できます。
また、さくらのUPSは価格も安く、コストを抑えながらマインクラフトを楽しみたい場合に選択肢に入れたいVPSの一つです。
ARKのマルチプレイをするなら
ARKのマルチプレイをするのであれば、KAGOYA CLOUD VPSがおすすめです。
ARKのアプリケーションセットアップ機能があるため、煩雑な作業をすることなく簡単にマルチサーバーの構築ができます。
月額料金制に加えて日額の設定もあるため、使用したい場合のみサーバーを立てて1日単位で利用することも可能です。
ARKのマルチプレイをする人で1日単位の利用に魅力を感じる人は、KAGOYA CLOUD VPSを検討してみてください。
WordPressのKUSANAGIを利用するなら
WordPressのKUSANAGIを利用するのであれば、ConoHa VPSがおすすめです。
ConoHa VPSには「かんたんKUSANAGI」のテンプレートが用意されており、煩雑な操作をすることなくKUSANAGIを搭載しているWordPressを構築可能です。
また、コントロールパネルが使用しやすいというメリットもあり、初心者の人にもおすすめできるVPSです。
FXの自動売買トレードをするなら
FXの自動売買トレードをするのであれば、ABLENET VPSがおすすめです。
ABLENET VPSは回線の速度が速いのが魅力で、MT4やMT5の処理スピードも速く、EAによる売買処理に関するタイムラグが小さく快適にトレードをおこなえます。
FXの自動売買ソフトであるMT4もインストール可能で、24時間365日自由に動かせます。
FXの自動売買をおこないたいのであれば、ABLENET VPSを選択肢に入れてみましょう。
Windowsの使用なら
Windowsを使うのであれば、Winserverがおすすめです。
Winserverは、Windowsが使用できるVPSの中ではコストパフォーマンスが高く、気軽に利用できるのが特徴です。
また、OSのカスタマイズ性が高い、リソースの拡張や変更が簡単などのメリットもあります。
Windowsを使用す場合は、Winserverを検討しましょう。
永久無料で利用できるVPSサービスはある?
VPSを永久に無料で利用できるサービスはあるのかについて紹介します。
日本では永久無料で利用できるVPSサービスはない
日本では、永久無料で利用できるVPSサービスはありません。
日本では無料のお試し期間を提供しているサービスはありますが、永久に無料で利用できるものは用意されていません。
お試し期間が用意されていないものもあるため、利用する際はあらかじめ確認しておくとよいでしょう。
無料枠を超えない範囲で永久無料で使用できる『Google Compute Engine』
無料枠を超えない範囲で永久無料で利用できるVPSに、「Google Compute Engine」があります。
Google Cloud Platformは従量課金ですが、Always Freeという無料の枠が用意されており、その中にGoogle Compute Engineが含まれています。
Google Compute Engineは、無料で運用できる唯一のVPSです。
クレジットカードの登録は必須で、無料枠を超えてしまうと課金されるため注意しましょう。
VPSの3つのメリット
VPSを利用するメリットは、大きく3つあります。
- 独立しているため他ユーザーの影響を受けにくい
- 専用サーバーよりコストが安い
- 自分の好きなようにカスタマイズができる
それぞれの詳細を確認しましょう。
独立しているため他ユーザーの影響を受けにくい
VPSは、独立しているためほかのユーザーの影響を受けにくいのが魅力です。
たとえば物理的なサーバーを共有している場合、セキュリティ面でほかの共有しているユーザーの影響を受ける可能性があります。
その点、VPSであればほかのユーザーの影響は受けにくく、メモリやCPUなどのリソースも利用状況に合わせて設定できます。
結果、安全かつ適切サービスを提供できるでしょう。
専用サーバーよりコストが安い
VPSは、専用サーバーよりもコストが安く抑えられるのがメリットです。
月額数万円の専用サーバーと比べると、専用サーバーと同程度の自由度を確保しながらも月額数百円から利用できるものもあり、非常に安価です。
コストパフォーマンスの高さを求める場合は、VPSを選ぶのがおすすめです。
自分の好きなようにカスタマイズができる
自分の好きなようにカスタマイズできることも、VPSのメリットの一つです。
仮想的な専用サーバーを構築するため、OSヤミドルウェアなどを自由に選べます。
また、管理者権限が与えられるため、利用状況など自分のニーズに合わせた自由な運用が可能です。
カスタマイズ性の高い、自由度の高いサービスを求める場合はVPSが向いています。
VPSの2つのデメリット
VPSには、2つのデメリットがあります。
- サーバーに関する知識が必要
- 専用サーバーと比較して拡張性・自由度は制限される
知らなかったと後悔しないようにあらかじめ把握しておきましょう。
サーバーに関する知識が必要
VPSを利用する際は、サーバーに関する知識が必要です。
OSやミドルウェアなどを自由に選べるのは魅力ですが、利用状況に適したVPSを自分で選択しなければならず、専門的な知識は欠かせません。
知識がない初心者の場合は、選ぶVPSによっては導入へのハードルがやや高いかもしれません。
最新技術を取り入れつつ運用したり、メンテナンスを継続したりするのは負担になる可能性があります。
専用サーバーと比較して拡張性・自由度は制限される
VPSは、専用サーバーと比べると拡張性や自由度が制限される点に注意が必要です。
たとえば、専用サーバーであれば繁忙期に起こる突発的な需要の増加に対してサーバーの台数やリソースを変えることで柔軟に対応できます。
一方でVPSは契約時にリソースを設定しているため簡単に変更ができず、柔軟な対応が難しいケースがあります。
VPSはサーバーを構築する段階で物理サーバーに一定の負荷がかかっており、物理サーバーの性能を100%引き出すのは困難です。
VPSは性能が低いわけではありませんが、拡張性や自由度はやや制限される可能性があることを覚えておきましょう。
VPSがおすすめの人
VPSが向いている人の特徴は、次のとおりです。
どちらか一方にでも当てはまる人は、ぜひVPSの利用を検討してみてください。
自由にカスタマイズして楽しみたい人
VPSの特徴の一つに、カスタマイズ性の高さがあります。
たとえば、専用サーバーのように自由にアプリケーションをインストールできるほか、インストールするOSも選択可能です。
レンタルサーバーは、「.htaccess」に書き込む設定が制限される、利用できるデーターベースの数が制限されるなど自由が制限されます。
その点、VPSであればレンタルサーバーにある上記ような制限はなく、カスタマイズを柔軟に楽しめます。
自由にカスタマイズして楽しみたい人は、VPSを選びましょう!
費用を安く抑えたい人
VPSは、費用を安く抑えたい場合にもおすすめです。
1台のサーバーに仮想的なサーバーを構築して複数人で共有して利用するVPSは、専用サーバーと比較して利用料金が安く済みます。
コストパフォーマンスのよいサービスを希望するのであれば、VPSを検討してみてください。
VPSのよくある質問
VPSに関するよくある質問に回答します。
- VPSと共用サーバーはどちらがおすすめ?
- VPSを利用するのに必要な知識は?
- 海外のVPSは危険?
よくある質問に目を通せば、VPSへの理解がより深まります。
それぞれの回答を確認しましょう。
VPSと共用サーバーはどちらがおすすめ?
自由度の高さやほかのユーザーの影響を受けにくいサーバーを希望する場合は、VPSがおすすめです。
共用サーバーとは異なり、VPSには管理者権限があります。
また、共用サーバーは一部のユーザーがサーバーの負荷にかかる運用をするとほかのユーザーに影響が出ます。
そのため、メールの送受信ができなかったり、ホームページが表示されなかったりといったデメリットが生じますが、VPSではそのようなデメリットは生じません。
カスタマイズを自由におこないたい人や、ほかのユーザーからの悪影響を抑えたい人はVPSの利用を検討しましょう。
VPSを利用するのに必要な知識は?
VPSを利用するためには、アプリケーションやOS、ミドルウェアなどの専門的な知識が必要です。
VPSは環境構築や運営、管理などを自分でおこなう必要があるため、専門的な知識がないまま利用することは困難です。
最低でもOS、ミドルウェア、アプリケーションの知識を身につけるとよいでしょう。
海外のVPSは危険?
怪しいサービスを利用するのは論外ですが、海外VPSは利用条件に気をつければ危険ではありません。
たとえば、円安の影響で利用料金が想定と異なったり、サポートが英語のみしかなかったりといった点に注意して利用することで大きなトラブルを回避できます。
日本での利用であれば海外のVPSを積極的に利用する必要はありませんが、FXなどで利用する際は海外のVPSも検討するとよいでしょう。
まとめ
VPSにはさまざまな種類があり、それぞれ特徴や料金が異なります。
何も考えずに選ぶとスペックが不足していたり、セキュリティが求めている条件を満たしていなかったりと後悔する可能性があります。
VPSを選ぶ際は、料金をはじめサーバースペックやセキュリティなどについて事前に確認してから選びましょう。
どのVPSを選んでいいかわからない場合は、本記事で紹介したおすすめVPS11社から選んでみてください。
いずれもスペックやセキュリティは十分で、安心して利用できるでしょう。
自分に適したVPSを選ぶことで、ストレスなくサーバーを運用できますよ!
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